2016.12.28(Wed)-31(Sat) 福原冠
▼12.28(Wed)
台本を使った稽古。一人一人のモノローグを繋げてみる。話している人にフォーカスが当たるようにするにはどうしたらいいか。もっと英語が上手かったらもっとイメージを共有できるのになと思った。悔しい。ニールが書いてきた椎橋・シーバ・モモのシーンも稽古。今回は山本とニールが同じ人物の別の時間を書いている。これってなかなかないことだな。山本との作品作りはいつも脳味噌を広げられるような感覚になる。もっと柔軟になりたいしできることも増やしたい。
▼12.29(Thu)
稽古稽古稽古!!!
▼12.30(Fri)
あと1日で今年も終わるじゃないか。インドでクリスマス、インドで年末年始。1年前の時点でもこんな展開思ってもみなかった。すごいね。夜、グーグルマップで滞在してるエリアを見てて、近くに駅があることが分かる。電車でどこか行ってみたいなと思った。自分たちがいるのはデリーでも南の方で、北の方は動物園があったり、大きな寺院があったりするようだ。それから今度はインド全体を見る。ツアーで行く都市やその他の都市をいくつか見てさらに引くと左にはパキスタン、右上には中国、ネパールの文字。パキスタンなんかは自分にとっては超未知だ。超未知の場所と土地は繋がっている。そのことがなんだかずしっときた
▼12.31(Sat)
大晦日。今日も朝から稽古。
インドは大晦日っぽい雰囲気は特になく、それがなんだか不思議。
街は車も人も少なかった。
でもそれは普通に土日だからだろう。
年末感みたいなのをちょっと探したりしつつ稽古場まで向かったりした。
年末感みたいなのってテレビ番組とかお店の営業時間が短くなってくのとか、食い気味されているお正月の飾り付みたいなのを見て思うのかもしれない。
あと忘年会がないというのも大きいかも。
稽古ではニール主導で「粘土と彫刻家」というワークをやった。
ペアになり、彫刻家役の人が粘土役の人の体を動かして様々なポーズをとらせていき、途中、彫刻家の人が粘土役にどんな状態かとか何が見えているかなどを聞いていくというもの。
自分の発想では絶対にしないようなポーズになるので、そこから思いつくこともいつもと変わっていくので面白かった。
粘土をやっている時に結構強く押されるなと思ったりしたけど、彫刻家役をやってみて、思った以上に動きが伝わらないからだと知った。しっかりと伝えるためにはある程度の強さが必要なんだな。
あと粘土役をやっている数人を見ていて「絵」になるっていうのはとても大事だなと思った。
稽古では美希恵ちゃんのモノローグもやった。
とても面白く、刺激された。
今回の稽古で山本から度々出てくる「大きく」や「はっきり」というのがちょっとわかった気がした。
夜は国際交流基金宮本所長宅でカウントダウンパーティー。
しこたま飲む。
年越し蕎麦も!
日本はデリーの三時間半前に年越しを迎えているので8時半に一度ハッピーニューイヤーと乾杯。
24時に再び乾杯。
外で花火が上がっているのが見えた。
みんなで抱き合ったり歌ったり謎にパズルに熱中する人がいたり最高だった。
1時半頃に解散。
俺はモモと別のパーティーに合流。
そっちはしっとりと落ち着いた感じでそこでも飲む。
聞いたことない音楽と飲んだことないお酒でヘロヘロになりました。押忍。