Theatre Collective HANCHU-YUEI

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。

 現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。

生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、

より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。

 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。

 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

090-6182-1813(制作)

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NY5日目、6日目|大橋一輝

February 21, 2017

 

 

 

 

 

NY5日目、6日目

 

 

 

さて、飛行機の中でこの日記を書いています。範宙遊泳、NYでの舞台は3日間無事終了しました。

6日目の今日は飛行機の時間までおのおの過ごし、現地時間16時55分、JFK空港発羽田行きの便に無事乗り込みました。

あとは帰るだけです。機内は日本人、日本語ばかり。ふむ。

機内は機内食が出て、一連のフード、ドリンクサービスが終わって、明かりが消されてお休みモード。僕も一眠りして、お水を飲んで、日記を書く。手元にはコーヒー。

 

現在当機は地球のかなり北、カナダとアメリカ合衆国、アラスカ州上空をおそらく順調に飛んでおります。

この日記もこの回で最後となります。

この度は短い間でございましたが、読んで下さった皆様、誠にありがとうございました。

では、NY5日目の朝からお送りします。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

朝。

コーヒー、ヨーグルト、タバコ、ルーティーンタイム。

2/18。NY公演千秋楽。今日も夜公演。

昼からみんなででTimes Squareで撮影の予定。それまでの時間を有効に使おうと試みる。

外に出るようかと思ったが、日記をある程度まで書いてしまおうと思う。そうすることが大事な気がした。

二杯目のコーヒーを作って、ちびちび飲みながら書く。時間が経つのが早い。

9割くらい書くことが出来た。もう少しだけ書き加えて、見直しながら整えていけば大丈夫だ。

準備して、ホテルのロビーに集合して、Times Squareにいく。

今日のNYは暖かい。春のようだ。

Times Squareに着く。

日差しが強い。あの風の強かった寒さが嘘だったようだ。5人でしばし昼のTimes Square見物をする。すぐる、大橋、さちろーちゃん、ふじえちゃん。撮影は、Yukitaka Amemiya。

 

予定していた3人の写真、個人の写真などを無事撮り終える。

その後みんなはランチへ。僕は私用のため一旦離れて劇場で合流する。

ロンドンからNYにやってきたゆきたかくんには、NYの街はどんなふうに見える感じるのだろう。彼自身の目と、彼がレンズ越しに見る世界は、また違っているのだろうか。

 

 

私用を終えて、ホテルで荷物をピックアップ、劇場へ。お馴染みのサイクル。

準備。今日は本番前に、舞台写真を撮影してもらう。

本番と同じ準備をして望む。

衣装、ヘアメイク、身体、心、ちゃんと準備する。撮影は、Yukitaka Amemiya。

 

 

贅沢な時間。

シーンを流れで通して、ゆきたかくんが撮る。途中で止めたりして、今度はゆきたかくんが舞台に上がって近づいて、撮る。また動いてもらい、別の角度から。

1時間弱を使って、ほしい写真や即興で、バンバンとってもらう。

舞台のゲネプロとかで通しをしながら写真を撮ってもらうことはあるが、こういうのは余り経験がないかも。刺激的な時間だった。

ゆきたかくんは幼女Xの初演も、撮ってくれている。

 

 

 

本番準備の前に、昨日の日記を完成させる。

 

 

本番準備。

少しストレッチをして、身体と脳に刺激を与える。舞台上を歩く。探す。探す。探す。

レッドブル。タバコ。最後の夕暮れのNY。

楽屋に戻る。衣装に着替える。

ふじえちゃんがアイロンをかけてくれたシャツに今日も袖を通す。ふじえちゃんのおかげで、いつもこの瞬間がとても気持ちいい。

他にも僕らの気づいてないところで、見てないところで、きっとふじえちゃんは働いている。

 

 

今日はお客様でお年寄りの方が多いみたいで、早めに開場。こういうところも当然フレキシブル。こちらも何も問題ない。

開演。今日の種は、身体が教えてくれた。

 

 

終演後、バラシ、片付け。ひと段落して、タバコ。その後、ジャパンソサエティの皆様、本番を一緒に作って下さったスタッフさんと、軽く打ち上げ。ロビーで乾杯。Brooklyn lager。Blue moon。ミックスナッツ。

本当に、素敵でありがたい環境でお芝居をさせて頂いた。しばし皆様と談笑。

連日、たくさんのお客様で客席が埋まっていた。感動した。

3人でも、瓶ビールをカチンと合わせる。この瞬間、いつもなんかいい。

幼女Xの礎で実行部隊は3人だが、もちろん公演は、本番は、演劇は、3人だけではできない。

今回はジャパンソサエティの塩谷さん、宮井さんをはじめ、現場スタッフの皆様。仕込み、バラシに手伝いにきて下さった方々。ふじえちゃん。たぶん他にも関わった方がいる。

そして、日本にいるプロデューサーの坂本ももちゃん。幼女Xの海外公演では今まではももちゃんも一緒に旅をしてきた。

今回は出産を控えている身のため一緒にNYに来ることはできなかったが、彼女はいつものようにNYのカンパニー側などとコミュニケーションをとってきて、NY公演の外枠を整えてくれていた。いつも海外公演の土台と要を、時間をかけて築いてきてくれて、いつも僕らを送り出してくれて、本番を見守ってくれているのは彼女だ。

今回彼女は本番を見ることができなかったが、幼女Xの誕生からもちろん、彼女は土台と要と外枠を作ってくれていて、彼女ももちろん、幼女Xの旅の仲間だ。

また、今回ももちゃんの仕事を、柿木ちゃん(僕やすぐるの大学の後輩。幼女Xの初演やその後の範宙の公演に度々関わってくれている)が手伝ってくれている。

衣装はFAIFAIの藤谷香子さん、翻訳は寺田ゆいさん。映像の一部は、メンバーのたかくらかずきが作ったものだ。

たくさんのマンパワーでこの仕事は成り立っている。どんな仕事でもそうだが、人と人との繋がりでできている。アナログでも、ネット上でも。たくさんの交換とギブアンドテイクと信用と遊び心と夢たちで出来ている。

今回も、関わった全ての皆様と仲間に感謝。

Brooklyn lagerやBlue moonを握りしめて、時間の許す限り談笑して、労って、お疲れ様の挨拶と、お別れの挨拶をする。

 

 

ホテルに戻る。

シャワーを浴びる。荷物をまとめて、就寝。

僕たちは、日本に帰る。

 

 

 

 

 

それから次の日の2/19。アメリカ合衆国、NY。晴天。

14時にホテルのロビーに集合して、タクシーを捕まえて、JFK空港へ。

午前中はおのおの過ごす。

すぐるは今日の午前中の便で先に帰路へ。

 

 

午前中はPapaya kingのホットドッグを食べて、それからセントラルパークを歩いた。

すごくいい場所だった。たくさんの素敵な人がいた。 

ランニングマン、ランニングウーマン。

公園内のパフォーマンス。アヴェ・マリア。

ユーレイズミーアップ。はじめてのチップ。

それぞれの日曜日。それぞれの過ごし方。

ストロベリーフィールズ。傍らには、音楽と、人、人、人。

最終日にやってきたことが悔やまれた。

セントラルパークから歩いてホテルに戻る。

真っ青な空。初夏のような日差し。日曜日のセントラルパーク周辺の街の賑わい。半袖の人、お馴染みのスタバのコーヒー、ベンダーのホットドッグを頬張る人、有名なアイスクリーム屋さん、それに並ぶ人々、有名なチキンオーバーライスのベンダー、それをその辺りに座って笑顔で食べる人、レストランの中でサービスを受けながら食事する人、ゴミを処理する人、たくさんの親子連れ、高級ホテル、ドアマンの陽気な挨拶、様々な個性のファッション、多種多様な人種のるつぼ、世界の若者たち、ホームレスの方、クラシックでクールで知性のある碁盤目状の街、セントラルパーク近くの密集する建物の密度、圧迫感、そびえたつトランプタワー、自然、緑、馬車、それに乗る白人さん、運転する黒人さん。誇らしげで巨大なビルからの、まぶしいまぶしい照り返し。

最後までこの街のパワーを、浴びた。歩いた。

走りたくなって、走ってホテルに戻った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そうして飛行機は北極海の上空辺りを通過して、日付変更線を越えて、現在オホーツク海上空。あと3時間強で日本。

 

 

 

これでNY滞在記は終了です。

NYの旅は終了しますが、幼女Xの旅は続きます。次は、3月、東北は岩手で、久しぶりに幼女X国内公演です。

どんな冒険が待っているのでしょうか、待っていないのでしょうか。わかりません。

でもきっと、何が起こるかわからないから、面白いのかもしれませんね。

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