Theatre Collective HANCHU-YUEI

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。

 現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。

生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、

より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。

 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。

 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

090-6182-1813(制作)

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2017.10.8(sun)-2017.10.11(wed) 福原冠 in シンガポール

November 5, 2017

 

10/8

この日もオフ。今回の作品の稽古は月曜から金曜で土日はオフの週休2日制。これからの長くて短い週末の48時間を前に正直、若干まごついる。休みの日を休みっぽく過ごす生活は大人になってからまともに経験したことない気がするのだ。でもこれ、20代の時のお金が無いくせに時間ばかりがある、あの感じとはまた違う。ある程度過ごしたいように過ごすことができる、それは頑張ってもいいし頑張らなくてもよくて、なんなら超無駄にしてしまうこともできてしまう。妙な義務感や束縛もない。それはきっと日本を離れているからなのかも。東京にいるときはこの贅沢なシチュエーションをものすごく渇望するのに、ほいと与えられるとなかなかどう付き合ったらいいか分からない。時間と物事の距離感、これを上手に付き合える人を指して余裕があるとか大人とかいうのかも。要は気持ちのありようだと分かってるけど、いくらイメージしてもなかなか得られるものではないなあ。とりあえずせかせかするのはやめにして、「せっかくの時間を有効活用しよう!」とか、「これしなきゃ!あれしなきゃ!」みたいなことをなるだけ考えないようにしてみようと思う。休日とは目覚めてしばらくのシーツの感触なり。

 

 

10/9

昨日の続き。

 

夕方、ハードコアのショウに行った。ネットでそれらしい単語で検索しまくって一件ヒット。XILEというニュージーランドのバンドのアジアツアー。キックボードでライブハウスまで走った。

地図が示す場所は大きな古いビルで、昔アルバイトでよく行った東京流通センターを思い出した。ライブハウスらしきものは見当たらないが、ビルの搬入口みたいなところにパンクス達が座り込んだりうろうろしていて、ビルのどこかにそういうスペースがあるのだということが分かった。黒いTシャツにスキニーのパンクスに声をかけて案内してもらう。会場はビルの2階にあって倉庫の一室を改造したような場所だった。入り口にはDECLINE!と書かれたフラッグ、中はERAぐらいの広さだった。パーティーのオーガナイザーらしき人に日本から来たと言うと日本のファストコアとハイスタンダードはまじで最高だよね!と言われた。ハイスタ復活したの知ってる?と言うとむちゃくちゃ驚いていた。

 

オープンに合わせてキッズの数がどんどん増えていく。タバコ吸ったりビール飲んだり。みんなシンガポールのどこに隠れていたんだっていうぐらいキッズだらけのビルの廊下。みんなの着ているTシャツのバンド名を見ているだけでなんだか嬉しかった。世界のどこに行ってもパンクスはいつだって黒いバンTだし、パンツはタイトめ。ハーパンはすこぶる短いんだ。Trapped Under IceとかMADBALL、INSTED、EXPIRE、Forced Order、YOUTH OF TODAYとかアメリカのバンドのTシャツを着てる人多し。みんなまじでどこで手に入れてるんだろ。

出ているバンドはどれも最高だった。特にSTATE OF PAINはむちゃくちゃよかった。モッシュはみんなタフガイ過ぎ。最高。10年前にニューヨークで見たハードコアのショウ以来に身の危険を感じる系。さっきまでバンドで演奏してた人が次のバンドの時にはぶんぶん腕を回してる。ハードコアのパーティーで大好きな光景。ムスリムの女性が頭に羽織るあの布をつけたままモッシュしてるのもかっこよかったなー。ExhibitorsというバンドがTAKENみたいな音ですげーかっこよかった。音源欲しいな。東南アジアハードコア!!スティルアライブ!!

 

 

10/10

昨日からたかくらくんが稽古に参加。彼の滞在は1週間。彼は今回、劇中に出てくる映像を作る。範宙遊泳の作品を大きく二つに分けるならたかくらくんが参加しているかしていないかということになると思う。僕はどちらも好きだけど、彼が参加している時の創作は「みんなで作ってるな~」という楽しさがある。役者と卓卓でががっと作ってるところに客観的な視点で意見をいってくれる人が入ることで作品が膨らむし、彼の作品の解釈は常に驚きを与えてくれる。そしてなによりも彼の映像の存在感。時に背中を押されるような気にもなるし、でかいな強いなと思わされる時もあれば、一緒にお芝居してるなと感じる時もある。時にかっこよく、ときに可愛らしく、ときに冷たくもある。でも逃れようのない人間味みたいなのがある。どんなのができるんだろ、楽しみ。

 

 

10/11

今日も稽古。ざっくり初めから最後まで立ってみようという段階を経てもう一度頭から見ていこうというところ。今回の稽古はとにかく話し合う。一つ一つ疑問を話しあいながら解消していく。インドの時もディスカッションはあったし、疑問を解決してから立つということは何度も経験したので慣れているつもりだったけど、今回はその比じゃない。とにかく話し合う。とことん納得がいくまで話しあう。役者から生まれる疑問、演出から生まれる疑問、テクニカルから生まれる疑問。それぞれの角度から疑問は生まれ、そこにそれぞれの角度から解釈が生まれる。

 

稽古の進行を見ながら「自分の積み上げ」を考えたいけど、なかなか思うようにやれないでいる。そのことに少し戸惑っている。作品ごとにその作品の持つ進み方や積み重ね方というのがあって、それを掴みつつ自分のやるべきことをやっていく。言葉にすると自分にとっての稽古期間はそういう流れなのだけど、未だ稽古のペース感みたいなものがなかなか掴めずにいる。実戦の中であれこれ試したり考えたいけど、そういう訳にもいかなそうかな。明日も稽古!

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