Theatre Collective HANCHU-YUEI

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。

 現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。

生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、

より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。

 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。

 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

090-6182-1813(制作)

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© Copyright 2017 HANCHU-YUEI All rights reserved.

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うまれてないからまだしねない

作・演出:山本卓卓

出演:熊川ふみ 埜本幸良 福原冠

    稲継美保 野口卓磨 松本亮

    山崎皓司 山田由梨 油井文寧

    銀粉蝶

2019年1月31日(木)〜2月3日(日) 5公演

本多劇場

アートディレクター:たかくらかずき

音楽:千葉広樹

美術:中村友美 美術製作:澁澤萌 湯浅美穂里 有限会社C-COM 

照明:富山貴之

音響:池田野歩 音響オペレーター:櫻内憧海

映像:須藤崇規 映像オペレーター:小西楓

衣裳:藤谷香子 衣裳進行:臼井梨恵 山川桃加

舞台監督:櫻井健太郎 小林秀雄

演出助手:谷口順子 中村未希

稽古場スタンドイン:寺内淳志

記録写真:鈴木竜一朗 記録映像:竹内道宏

宣伝写真:黑田菜月 デザイン:工藤北斗

当日運営:田中亜実 河野遥 票券:つくにうらら

制作助手:川口聡 奥山三代都

制作:坂本もも

 

協力:プリッシマ コムナルカ イマジネイション FAIFAI  贅沢貧乏 株式会社アプレ

​    フライングボックス モモンガ・コンプレックス 劇団女体盛り ヌトミック

    カミグセ 水中めがね∞  ロロ 柿木初美 森下スタジオ 急な坂スタジオ

    舞台美術研究工房六尺堂 ローソンチケット イベント託児マザーズ

 

助成:公益財団法人セゾン文化財団

    アーツコミッション・ヨコハマ

​    アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

企画制作・主催:範宙遊泳 さんかくのまど

初演から5年が経ち、範宙遊泳も日本も世界も、何かが様変わりし、何かは昔のまま変わらない。

私には5年前よりもずっと多様に見える。いる人も、やってくる人も、去っていく人も。

人だけじゃなく、思想も、感情も、それぞれのドラマも、ずっと多様に私には見える。歳月と共に可視化されたのか、私が世界をそう見ているだけか。

いずれにせよこの多様さをいっそう凝視したい。嘘も真実も文字も人も物体も音も光も闇もすべてが同時に併置される、より鮮明に。

山本卓卓

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#禁じられたた遊び

作・演出:山本卓卓

出演:熊川ふみ 福原冠 前原瑞樹 油井文寧

    小野亮子 唐沢絵美里 神田初音ファレル グンナレ更 啓豪

    実近順次 鈴木みのり 野口卓磨 藤本しの 細谷貴宏 李そじん

    飴屋法水

2018年11月23日(金・祝)〜28日(水) 8公演

​吉祥寺シアター

翻訳:クリストファー・グレゴリー(英語) 啓豪(中国語) 李そじん(韓国語)

音楽:大野希士郎

照明:富山貴之 照明オペレーター:久津美太地

音響:池田野歩 音響オペレーター:平井隆史

映像:須藤崇規 映像オペレーター:内田圭 伊藤優里

衣裳:藤谷香子 衣裳進行:山川桃加

振付提供:北尾亘

舞台監督:櫻井健太郎

記録写真:鈴木竜一朗 記録映像:須藤崇規 

デザイン:工藤北斗 徳江文裕 編集:武田俊

制作助手:川口聡 制作助手・字幕オペレーター:谷口順子

制作:柿木初美 坂本もも

劇中歌:作詞:山本卓卓 作曲:油井文寧 編曲:大野希士郎 

協力:プリッシマ jungle 青年団 無隣館 FREEDOM RIDER 舞☆夢☆踏 

​    よしもとクリエイティブ・エージェンシー letre てがみ座 芝居三昧 ばけもの

    東京デスロック Baobab FAIFAI ロロ 急な坂スタジオ ローソンチケット 

 

助成:公益財団法人セゾン文化財団

    芸術文化振興基金

    アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

    アーツコミッション・ヨコハマ

​共催:公益財団法人武蔵野文化事業団

企画制作・主催:範宙遊泳 さんかくのまど

マイノリティの声マジョリティの声そんな区別なく声は声。聞く耳を持たない時代の終わり。まずここから。

山本卓卓

もうはなしたくない

作・演出:山本卓卓

出演:熊川ふみ 島田桃子 油井文寧

2018年3月3日(土)〜11日(日) 13公演

​早稲田小劇場どらま館

音楽:大野希士郎 映像:須藤崇規 美術:中村友美

照明:中山奈美 照明オペレーション:三嶋聖子

音響協力:池田野歩 衣裳:藤谷香子

舞台監督:櫻井健太郎 鳥巣真理子 演出助手:大内一生

記録写真:鈴木竜一朗 ​記録映像:須藤崇規

フライヤーデザイン:金田遼平

当日運営:田中亜実

制作:柿木初美 坂本もも

協力:ロロ FAIFAI 劇団女体盛り 舞台美術研究工房六尺堂

    急な坂スタジオ ローソンチケット

​  

助成:公益財団法人セゾン文化財団

    アーツコミッション・ヨコハマ

​共催:早稲田小劇場どらま館

企画制作・主催:範宙遊泳 さんかくのまど

昔書きたくても書けなかったことが、いまは少しずつ書けるようになってきた。

昔ためらっていたことが今はためらいなくできるようになった、ということなのかもしれない。

ためらってる場合じゃない、ということなのかもしれない。

ためらわせようとする世の中のムードに抗いたい、ということなのかもしれない。

山本卓卓

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範宙遊泳 × THE NECESSARY STAGE​

​SANCTUARY-聖域-

作:山本卓卓/Haresh Sharma

演出:山本卓卓/Alvin Tan

音楽:Bani Haykal

映像:たかくらかずき

出演:Audrey Luo, Ellison Tan Yuyang, 熊川ふみ, 田中美希恵, 

    福原冠, 埜本幸良, Yazid Jalil 

​2017年11月1日(水)〜12日(日) 10公演

シンガポール:NECESSARY STAGE BLACK BOX

2017年11月30日(木)〜12月2日(土) 5公演

横浜:若葉町ウォーフ 

ドラマトゥルク・翻訳:滝口健 通訳:鈴木なお

翻訳:Christopher Gregory​

資料翻訳・字幕オペレーション:大野希士郎*

美術:Vincent Lim  美術協力:中村友美*  大道具|オサフネ製作所*

照明:Yo Shao Ann  照明協力|井坂浩*  音響協力|池田野歩*  演出助手|大内一生*

衣裳コーディネーター:Yeo Fu Bi

グラフィックデザイナー:qu'est-ce que c'est design  デザイン:金田遼平*

記録写真:鈴木竜一朗* 

プロダクション・ステージマネージャー:Azy Alias

アシスタントステージマネージャー:Brenda Lum

プロジェクトマネージャー:Karmen Wong

ジェネラルマネージャー:Melissa Lim

当日運営:田中亜実*  制作助手:川口聡*

制作:柿木初美 坂本もも

協力:プリッシマ 青年団 ロロ 舞台美術研究工房六尺堂

    森下スタジオ 急な坂スタジオ ローソンチケット 

 

助成:国際交流基金アジアセンター アジア・文化創造協働助成

    公益財団法人セゾン文化財団

    アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

    アーツコミッション・ヨコハマ

    Cultural Matching Fund

    Singapore International Foundation

企画制作・主催:範宙遊泳 さんかくのまど

        THE NECESSARY STAGE

​*は日本公演のみ参加

これまでに範宙遊泳はマレーシア、タイ、アメリカ、インドのアーティスト達と国際コラボレーションを行ってきました。コラボレーションを通して、日本にいるだけでは到底知りえなかった多くのものに出会いました。日本とは違う日差し、吹いている風、ビルの高さや低さ、路上のゴミの具合、人々の表情、そしてアーティストたちの思想、精神、過ごした日々。そうしたものの違いや差に触れていく中で、改めて多様な価値観と人種のもとにこの世界は成り立っているのだと感じました。この世界が多様であるということは、頭ではわかっていてもなかなか実感を持てません。民族の数が少なく、さらに島国である日本にいて、世界の多様性を実感し受け入れていくということは、慣れていることではないのです。国際コラボレーションは、世界に不慣れな私にそれと向き合うための必要な脚力をつけてくれます。言語の違いや価値観の違いの中で創作を行うことは困難も多いです。しかしその困難を乗り越えていく先に、霧が晴れていくように調和が生まれます。

 2017年現在、世界は調和とは言い難い時代にあると思います。いや、もしかするとこれまでも、そしてこれからも、世界は調和することなどないのかもしれません。しかしそれでも、と思うのです。範宙遊泳とThe Necessary Stageにおいては、演劇においては、それができるんじゃないかと。世界が失敗し続けていることを、演劇でならできるのではないかと。

​山本卓卓

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その夜と友達

作・演出:山本卓卓

出演:大橋一輝 武谷公雄 名児耶ゆり

​2017年8月3日(⽊)〜13日(⽇) 15公演

STスポット

アートディレクター:たかくらかずき

⾳楽:涌井智仁 映像:須藤崇規 美術:中村友美

照明:富⼭貴之 ⾐裳:藤谷香子

舞台監督:櫻井健太郎 演出助⼿:藤江理沙 ⼤内⼀生

記録写真:鈴木竜一朗 ​記録映像:須藤崇規

デザイン:⾦田遼平 広告写真:⿑藤翔平

当⽇運営:田中亜実 制作助手:川口聡 制作:柿⽊初美

制作統括:坂本もも

協⼒:プリッシマ FAIFAI  劇団女体盛り ロロ

    急な坂スタジオ 森下スタジオ ローソンチケット

 

助成:公益財団法人セゾン文化財団

    芸術文化振興基金

    アーツコミッション・ヨコハマ

企画制作・主催:範宙遊泳 さんかくのまど

ちょうどボブディランがノーベル文学賞を受賞する頃、とある住宅街を目的もなく散歩していた時、どこかの家の換気扇の排気口から漂う晩御飯の匂いに触発されてこの演劇を着想した。それは嗅覚を次の四ツ辻まで奪い去るような筑前煮の甘辛い匂いだった。べつにポトフの匂いだったとしてもおそらくこの演劇をつくることになったと思う。でもきっと筑前煮でなければ「その夜と友達」というタイトルの演劇にはならなかった。この演劇には2人の男と1人の女が登場する。2人の男と1人の女といえばその常套手段として三角関係を描くのか、と思いきや今作はそれを本意とするものではなく友情の話である。友情といえど残念ながらいわゆる「青春」にはならない。青春だと感じる余裕もなく、ただそこでのそのそと生活する人々のちょっと風変わりな話だ。これは壁(排気口)の向こうの時間と匂いについての物語である。

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日印友好交流年記念事業

範宙遊泳 x The Tadpole Repertory

午前2時コーヒーカップサラダボウルユートピア

-THIS WILL ONLY TAKE SEVERAL MINUTES-

作・演出:山本卓卓/Neel Chaudhuri

出演:椎橋綾那, Bikram Ghosh, 福原冠, 

    田中美希恵, Piyush Kumar, Shaik Sheeba,

2017年1月20日(金)・21日(土) 2公演

インド・バンガロール:Rangashankara

2017年1月25日(水)・26日(木) 2公演

インド・ムンバイ:Sitara Studio

1月29日(日) 2公演

インド・プネ:Jyotsana Bhole Sabhagurha

2月1日(水)・2日(木) 3公演

インド・デリー:OddBird Theatre and Foundation

​2017年6月30日(金)〜7月2日(日) 4公演

東京:森下スタジオ

音楽:Samar Grewal

照明:Anuj Chopra  照明協力:中山奈美*

美術協力:中村友美* 舞台監督:Chiranjit Das  藤江理沙*

稽古場通訳:北岡香菜 翻訳:Christopher J Gregory 

広報デザイン:Yashas Chandra

記録写真:鈴木竜一朗* 記録映像:須藤崇規*

制作助手:柿木初美*

制作:坂本もも

プロダクションマネージャー:Jahnvi Sreedhar

エグゼクティブプロデューサー:夫津木美佐子

協力:プリッシマ 劇団女体盛り ロロ 急な坂スタジオ ローソンチケット

 

助成:公益財団法人セゾン文化財団

    

企画制作・主催|国際交流基金ニューデリー日本文化センター(インド公演)

        範宙遊泳 さんかくのまど(日本公演)

​*は日本公演のみ参加

よくあるとある街を舞台に、見知らぬ6人が、自分自身に、そして互いに向き合いながら、自分の居場所を探して時を織りなしていく。

欲望と病、愛と寂しさ、影ある過去と霧がかる現在(いま)。

そこにある事実はただ一つ、ここからは逃げ出せない、ということ——。

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範宙遊泳の宇宙冒険記6D

『宇宙冒険記6D』

作:たかくらかずき

演出:山本卓卓

出演:埜本幸良

『タイムライン』

作・演出・出演:山本卓卓

振付協力:北尾亘

2017年4月29日(土)〜5月9日(火) 19公演

新宿眼科画廊 スペースO

音楽:千葉広樹 美術:中村友美 照明協力:中山奈美 演出助手:藤江理沙

衣裳スタイリング:藤谷香子

衣裳提供:HATRA『宇宙冒険記6D』 PHABLIC × KAZUI『タイムライン』

記録写真:鈴木竜一朗 記録映像:須藤崇規

メインビジュアル:たかくらかずき デザイン:金田遼平

制作:柿木初美 制作統括:坂本もも

協力:熊川ふみ 福原冠 Kinetic サンガツ rabbitoo  FAIFAI  

    Baobab ロロ 急な坂スタジオ ローソンチケット

助成:公益財団法人セゾン文化財団

企画制作・主催:範宙遊泳 さんかくのまど

①6Dについては、縦(1)、横(2)、奥行き(3)の空間と、時間軸

(4)、パラレルなレイヤー(5)、拡大率(6)。僕はそういう風に解釈しています。

②この人と空気が合うとか合わないとか、出会いがしらのそういうのは、お互いの体表に住む微弱電流を帯びた微生物たちが、相手の体表の微生物と通信することで判断しているという説があるそうです。

③さっきある男が死んだ。死んだ男の体の上ではまだ、生物は生きている。

​たかくらかずき

個人的な体験に基づいた演劇をつくろうと思う。個人的な物語なので、個人的な身体が必要だと思い、悩んだ末に出演することに決めた。これまでインドやタイやニューヨークなどを旅してきて見えてきた日本のこと東京のこと故郷のこと家族のこと演劇のこと。エッセイ演劇と銘打ってしまうのは乱暴だけれど、今考えている個人的なことを演劇にしようと思う。演劇にしかできないやり方で。

山本卓卓

​撮影|雨宮透貴

​撮影|金子愛帆

フェスティバル/トーキョー15連携プログラム 横浜→インドツアー

われらの血がしょうたい-Collars of Our Blood-

 

2015年12月4日(金)-14日(月) のげシャーレ(横浜にぎわい座地下)

​2016年1月 ケララ国際演劇祭/デリー

 

作・演出|山本卓卓

美術監督|たかくらかずき 音楽|千葉広樹(Kinetic/サンガツ/rabbitoo)

 

出演|大橋一輝 熊川ふみ 田中美希恵 埜本幸良 福原冠

 

ドラマトゥルク|野村政之 翻訳|寺田ゆい 美術|中村友美 照明|中山奈美 音響|高橋真衣 衣裳|藤谷香子(FAIFAI)

舞台監督|櫻井健太郎 演出助手|藤江理沙 当日運営|つくにうらら(カミグセ) 制作助手|柿木初美 川口聡 制作|坂本もも

協力|プリッシマ さんぴん FAIFAI カミグセ ロロ 舞台美術研究工房六尺堂 横浜にぎわい座 カンフェティ シバイエンジン ローソンチケット

助成|公益財団法人セゾン文化財団 主催|範宙遊泳 さんかくのまど NPO法人アートプラットフォーム(急な坂スタジオ)

インターネットは血をみるか

高速で発展する文明に、乗り遅れたというより追い越してしまった人がいて、その人が、だからといって人類の脅威やカリスマになるのではなく、あるいはドン・キホーテのようにヘマばかり続けていくのではなく、ただただ過ぎていく時間を前に畏れたり茫然としたりする中で、容易く絶望しない勇気を持っていく。

 

かつてインターネットは匿名の場所だと思っていた。けれどもほんとうはたぶん違う。ここでは無人島で寝転んで陽を浴びるような、そんな孤立した時間はたぶん流れていない。僕たちはそんな情景を”のどか”だと思うことすらなくなった。匿名じゃない。みんな有名になった。忙しくなったし忘れっぽくなった。たぶんもう後戻りはできない。やっぱり進んでいくしかない。血よ、いったいどこに繋がっているのか。

​撮影|金子愛帆

幼女Xの人生で一番楽しい数時間

 

2015年9月2日(水)-7日(月) こまばアゴラ劇場

2015年9月11日(金)-12日(土) 生活支援型文化施設コンカリーニョ

2015年10月1日(木)-3日(土) 愛知県芸術劇場小ホール

 

作・演出|山本卓卓

幼女X 出演|大橋一輝 埜本幸良

2013年に発表し東京、横浜、クアラルンプール、バンコクを旅した代表作。

バンコク・シアター・フェスティバル2014では最優秀作品賞・最優秀脚本賞を受賞。連続幼女強姦殺害事件が発生している2013年の東京を舞台に、金持ちの夫とタワーマンションで暮らす姉と小さな娘、貧しい弟、姉の元彼で「敵」を探して歩く男などを通じて、現代の緊張した空気感と祝福を描く。

 

楽しい時間 出演|福原冠 音楽|千葉広樹(Kinetic/サンガツ/rabbitoo)

この作品は様々な時間を同時に描いたものである。例えばこの物語は結婚式であり葬式であり新妻の一瞬の気の迷いであり宇宙についてであり人類の滅亡と誕生についてだったりする。それらはすべて幼女Xでフィクションと化した世界の先の時間である。あらゆる要素を串刺しにしてその断層を見るような時間。

 

アートディレクター(チラシ・Webデザイン)|たかくらかずき 美術|中村友美 照明|富山貴之 音響|高橋真衣 衣装|藤谷香子(FAIFAI)

舞台監督|櫻井健太郎 演出助手|藤江理沙 制作助手|柿木初美 川口聡 制作|坂本もも

協力|プリッシマ さんぴん FAIFAI ロロ 急な坂スタジオ 森下スタジオ

助成|アーツカウンシル東京(東京公演) 芸術文化振興基金 公益財団法人セゾン文化財団

提携|こまばアゴラ劇場(東京公演) NPO法人コンカリーニョ(札幌公演) 主催|範宙遊泳 さんかくのまど 愛知県芸術劇場(名古屋公演)

撮影|加藤和也(FAIFAI)

インザマッド(ただし太陽の下)

 

2014年8月9日(土)-17日(日) こまばアゴラ劇場

 

作・演出|山本卓卓

原案|坂口安吾『堕落論』ほか

 

出演|武谷公雄 椎橋綾那 中林舞 名児耶ゆり 根本大介

 

音楽|千葉広樹(Kinetic/サンガツ/rabbitoo) 美術監督|たかくらかずき 美術|中村友美 照明|山内祐太 音響|高橋真衣 衣裳|藤谷香子(FAIFAI)

舞台監督|櫻井健太郎 藤江理沙 フライヤー写真|斉藤翔平 制作助手|柿木初美 鈴木千加 川口聡 制作|坂本もも

協力|エンパシィ FAIFAI 岡崎藝術座 ロロ シバイエンジン 

芸術監督|平田オリザ 技術協力|鈴木健介(アゴラ企画) 制作協力|木元太郎(アゴラ企画)

企画製作|範宙遊泳 さんかくのまど (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催|(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

と こ ろ で ぼ く た ち 何 の 試 合 に 負 け た の だ っ け ?

63-0という歴史的大敗を喫した日本代表の悲しみと孤独は日本全土を覆った。この悲しみと孤独が半年のうちに世相を変え日本は堕落した。一部の選手は闇屋となり、一部の選手は家庭崩壊に至った。永遠の愛を歌っていたJPOPの歌詞は、いつの日か浮気相手を想う歌詞へと変わり、かつての絶世の天才子役はショッピングモールで戦隊ショーの司会のお姉さんが唯一の収入源である。選手の元妻となった女は貧しい慰謝料にエステにも行けず鏡を見る度ため息をつく。

人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ。

​撮影|雨宮透貴

第59回岸田国士戯曲賞最終候補作ノミネート

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うまれてないからまだしねない

 

2014年4月19日(土) - 27日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト

 

作・演出|山本卓卓

 

出演|大橋一輝 熊川ふみ 埜本幸良 田中美希恵 福原冠

​   伊東沙保 大石将弘(ままごと) 椎橋綾那 名児耶ゆり 波佐谷聡 

 

美術監督|たかくらかずき 楽曲製作|千葉広樹(Kinetic/サンガツ/rabbitoo) 美術|中村友美 照明|山内祐太 音響|高橋真衣 衣裳|藤谷香子(FAIFAI)

舞台監督|櫻井健太郎 藤江理沙 演出助手|木村和博(いきずり) 広告写真|斉藤翔平 

制作助手|柿木初美 つくにうらら(カミグセ) 川口聡(範宙遊泳) 制作協力|宮永琢生(ままごと) 制作|坂本もも

協力|ギフト ままごと プリッシマ FAIFAI 岡崎藝術座 いきずり カミグセ ロロ シバイエンジン 水天宮ピット

助成|アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団) 提携|東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 主催・企画製作|範宙遊泳 さんかくのまど

音 も 立 て ず に 世 界 は 終 わ ろ う と し て い る

一瞬だけ空が緑色に輝いてからというもの地球には異変が起こりはじめた。

すべての犬が散歩に行かなくなり、猫は左にしか曲がらなくなった。

すべての花は自ら捩じれて茎にこぶ結びをつくるようになり、カエルはそれまでの倍以上跳ね上がるようになった。

電柱の足場のボルトはどうしてだろう確実に以前より延び、すべての道路標示はさらさらと粉になって方方へ消えた(まるで旅に出るみたいに)。

老人は皆風船のように膨らんで空に浮かび、いつか若者はそれを針で突いて割るだろう。

すべてが着実に、ただし誰にも気付かれないように、そうなっていく。

そして誰も気付かないうちに、着実に、地球から何もかもが消え去っていく。

本当に誰もそれに、気が付かなかった。

僕は、生きているその間にのみしか作品を生み出す意義を持てないタイプの人間です。だから演劇を選んでいるのだと思います。演劇は(戯曲ならまだしも)演劇は現前にあることを大きく前提とした芸術であるという意味で、僕は僕が死んだ時に僕の作品が残っていることを、素直に想定できないし喜べないだろうということです。未来に価値を見い出せない、ということではありません。未来は常に僕の中で明るく輝いています。それは、どんなに頭の良い人達が、未来は暗いと言おうとしたとしても、です。

今作は、終末の話です。人類が滅びていくかもしれない話を描くわけですから、僕の心は今、いささか暗いです。けれどもその先に、何が待っているのか。それを考えると力が漲ってくるのも確かなのです。うまれてないからまだしねない。確かに明るいものを目指そうとする僕の身体が心が脳が指先があります。

山本卓卓

​撮影|雨宮透貴

さよなら日本-瞑想のまま眠りたい-

 

2013年5月4日(土)-15日(水) STスポット

作・演出|山本卓卓

出演|大橋一輝 熊川ふみ 埜本幸良 田中美希恵 永島敬三(柿喰う客) 中林舞 名児耶ゆり

 

美術監督|たかくらかずき 美術製作|中村友美 照明|山内祐太 音響|高橋真衣 舞台監督|櫻井健太郎

楽曲提供|三船雅也(ROTH BART BARON) 広告写真|斉藤翔平 記録写真|雨宮貴透 制作助手|柿木初美 制作|坂本もも

提携|STスポット 企画制作・主催|範宙遊泳

 

​撮影|雨宮透貴

範宙遊泳展-幼女Xの人生で一番楽しい数時間-

 

2013年2月

 

作・演出|山本卓卓

幼女X 出演|大橋一輝 埜本幸良

 

楽しい時間 出演|山本卓卓

 

アートディレクター|たかくらかずき 美術協力|中村友美 制作助手|柿木初美 制作|坂本もも

協力|ロロ 企画制作・主催|範宙遊泳

​撮影|雨宮透貴

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山本卓卓によるクリエイション・ワークショップ

ゴドーを待つ人もいない in 愛知

パフォーマー不在で演劇は成立するのか。

俳優がいない演劇を、それ以外の要素である音楽や、照明や、美術の演出で成立させることはできるのか。

一般参加者とショーイングまでのワークショップ公演。

作・舞台・映像講師:山本卓卓

音楽講師:千葉広樹

照明講師:中山奈美

出演:WS参加者の皆様

2017年3月17日(金)-20日(月・祝) WS4回+ショーイングショーイング

愛知県芸術劇場大リハーサル室

助成:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

    一般財団法人地域創造 公益財団法人セゾン文化財団

主催:愛知県芸術劇場

演劇をつくるのにはなかなか労力がいります。違う価値観や欲望を持った複数の人間が「作品」というひとつの目的のために集まるのですから無理もありません。無論演劇に限らず芸術はそういった複数の価値観の中をその総体として生まれるものですが(と僕は信じていますが)演劇の場合は映画でいうところの「カメラ」のような、画家でいうところの「キャンバス」のような道具という拠り所がなくあくまで人間同士の関係性が不可欠となります。現代はインターネットやSNSの発達に伴ってコミュニケーションのあり方もずいぶんと変容しつつありますが、演劇のコミュニケーションは依然アナログであり続けています。むしろそのアナログな人間のやりとりが、演劇を現代まで続くメディアとして支えているのだと僕は感じています。演劇は効率的ではないのかもしれませんが、得るものは忘れ難く、強いのです。

今回は俳優不在のワークショップということでいわゆる「裏方」に焦点を当てていますが、モノを創るという行為には裏も表も関係ありません。創り手の心の奥底に眠る「こんなことがやってみたい」という声を聞くこと、そしてそれを表現すること、はとても大切で、ここには差別というものがありません。
演劇経験は問いません。「人間」「モノを創る」というキーワードにピンときましたらぜひご応募ください。

山本卓卓

2013年に発表し、東京、横浜、クアラルンプール、バンコク、杭州を旅した代表作。

連続幼女強姦殺害事件が発生している2013年の東京を舞台に、金持ちの夫とタワーマンションで暮らす姉と小さな娘、貧しい弟、姉の元彼で「敵」を探して歩く男などを通じて、現代の緊張した空気感と祝福を描く。

幼女X

作・演出:山本卓卓

出演:大橋一輝 埜本幸良

    

2017年2月16日(木)〜18日(土) 2公演

アメリカ・ニューヨーク:ジャパン・ソサエティー

2017年3月5日(日)15:00 1公演

岩手:西和賀町文化創造館 銀河ホール

衣裳|藤谷香子

演出助手|藤江理沙

制作:坂本もも

協力|FAIFAI  急な坂スタジオ ギンガク実行委員会(岩手)

助成|公益財団法人セゾン文化財団 文化庁(ニューヨーク)

​企画制作|範宙遊泳 さんかくのまど

主催|ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)

    西和賀町教育委員会・西和賀町(岩手)

この作品は2013年の2月に東京の新宿眼科画廊という客席30席の小さなギャラリースペースで初演されました。

その頃の私や私の周りの人々は、2011年3月11日に発生した東日本大震災での心の傷がまだカサブタのようにごつごつしていた時期だったと思います。

未だにその傷が完治したとは言えないのですが、しかしそれでも現在は前を向いて生きています。

この作品で描かれる家族の歪んだ関係、暴力、愛、絶望、希望はとても風変わりなもののように思えるかもしれません。

しかしそこには私たち日本の若者の心の奥底で眠る静かな叫び声が確かに存在しています。

山本卓卓

This piece was first performed in February, 2013 at the Shinjuku Ophthalmologist Gallery, a small space with only 30 seats. At that time, I think that the disaster of the Great East Japan Earthquake of March 11th, 2011 still felt like a coarse scab on my wounded heart, and on the wounded hearts of the people around me. That wound is by no means fully healed, even now. But we continue living nonetheless, looking toward the future. The portrayal of twisted family relationships, violence, love, despair, and hope in this piece may appear strange. But through these, you can hear the quiet scream that slumbers deep within the hearts of young people in Japan.

​Suguru Yamamot

その夜と友達

撮影:鈴木竜一朗