範宙遊泳
Theater Collective HANCHU-YUEI
2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。
すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。
構成員は、山本卓卓(代表・劇作家・演出家)、埜本幸良/福原冠(俳優)、たかくらかずき(アートディレクター)、川口聡(ライター)、坂本もも(プロデューサー)の6名。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。
近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『うまれてないからまだしねない』で第59回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート。
『その夜と友達』で第62回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート。
『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞受賞。
HANCHU-YUEI is a theatre collective based in Tokyo, founded in 2007, and tours nationally and internationally.
Suguru’s works focus on the boundary of reality and unreality, and the story travels between each side of the boundary and questions the locations of un/reality.
His creation starts at the topics that he comes up with, such as life and death, family, sense and words, collective society…and aims further to access universal ‘questions’.
His works have received attention not only in Japan but in other Asian countries for his unique way of rendition integrating the projected letters, photos, movies, colours, lights and shadows with the performers on the stage, and for his strong scripts, which often makes the audience question their ethical viewpoint and boundaries.
He was awarded the Best Original Script and the Best Play in Bangkok Theatre Festival 2014 for “Girl X.”
He won the 66th Kishida Kunio Drama Award for “BANANA FLOWER CAN BE EATEN.”
<受賞歴>
2022年 第66回岸田國士戯曲賞 『バナナの花は食べられる』
2014年 Bangkok Theatre Festival 2014
Best Original Script(最優秀脚本賞)・Best Play(最優秀作品賞) 『幼女X』
2009年 名古屋キャンパスフェスティバル大賞 『透明ジュピ子黙殺事件』
2008年 シアターグリーン学生芸術祭優秀賞 『美少女Hの人気』
<国際事業歴>
2020年
●第9回 現代日本戯曲朗読公演『その夜と友達』(ソウル文化財団 南山芸術センター *脚本提供・アフタートーク登壇)
●PUBLIC THEATER Under The Radar Festival 2020『となり街の知らない踊り子』(ニューヨーク:ジャパン・ソサエティー)
2019年
●ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)のニューヨークフェローシップを受け、山本卓卓がニューヨーク留学(9月〜20年2月)。
●アジア劇作家会議2019 『幼女X』の上演・討論会(インドネシア:IFI-LIP Yogyakarta Auditorium)
2017年
●範宙遊泳×The Necessary Stage 新作コラボレーション『SANCTUARY-聖域-』
(シンガポール:Necessary Stage Black Box/横浜:若葉町WHARF)
●2017年日印友好交流年記念事業 範宙遊泳 x The Tadpole Repertory 新作コラボレーション
『午前2時コーヒーカップサラダボウルユートピア-THIS WILL ONLY TAKE SEVERAL MINUTES-』(東京:森下スタジオ)
●『幼女X』(ニューヨーク:ジャパン・ソサエティー)
●2017年日印友好交流年記念事業 範宙遊泳 x The Tadpole Repertory 新作コラボレーション
『午前2時コーヒーカップサラダボウルユートピア-THIS WILL ONLY TAKE SEVERAL MINUTES-』(インド:Bangalore・Pune・Mumbai・Delhi)
2016年
●杭州現代演劇祭2016 『幼女X』(中国:杭州)
●『われらの血がしょうたい』(インド:Kerala・Delhi)
●NY現代日本戯曲英語版リーディング・シリーズ 『幼女X』(英題:Girl X)(ニューヨーク:ジャパン・ソサエティー *脚本提供)
2015年
●TPAM in Yokohama 2015 範宙遊泳×Democrazy Theatre『幼女X』(日本×タイ共同制作版)
(原作:山本卓卓 演出:タナポン・ウィルンハグン(Democrazy Theatre)/山本卓卓 横浜:KAAT神奈川芸術劇場中スタジオ/タイ:Democrazy Theater Studio)
2014年
●『幼女X』(タイ:バンコク・チュラロンコーン大学)
●日本版 『幼女X』(マレーシア:クアラルンプール・DPAC) マレー版 マレーシアユースフェスティバル2014 『Gadis X』
(共同演出:Ayam Fared マレーシア:クアラルンプール・BLAC BOX)
<上演歴>
2023年
●『バナナの花は食べられる』(横浜:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ/いわき:いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場/豊岡演劇祭2023:芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター/札幌:札幌文化芸術劇場 hitaru クリエイティブスタジオ)
●文の京リーディングドラマ「文豪たちのことば~文学作品×朗読×演劇~」太宰治「富嶽百景」(演出・構成:山本卓卓 東京:文京シビックホール・小ホール)
2022年
●『ディグ・ディグ・フレイミング!〜私はロボットではありません〜』(東京:東京芸術劇場 シアターイースト)
●ストレンジシード静岡2022参加作品 <シリーズ おとなもこどもも>『かぐや姫のつづき』(静岡:茶木魚)
2021年
●『心の声など聞こえるか』(東京:東京芸術劇場 シアターイースト)
● <シリーズ おとなもこどもも>『ももたろうのつづき』(文京シビックホールYouTubeにて期間限定無料配信)
●『バナナの花は食べられる』(東京:森下スタジオ・Cスタジオ)
2020年
●むこう側の演劇 シリーズ旅の旅『無音の旅』(YouTubeにて無料配信)
●むこう側の演劇 『とある私の話』(YouTubeにて無料配信)
●むこう側の演劇『バナナの花』#1〜#4(YouTubeにて期間限定無料配信)
●PUBLIC THEATER Under The Radar Festival 2020『となり街の知らない踊り子』(ニューヨーク:ジャパン・ソサエティー)
2019年
●チャオ!バンビーニ ~こどもの庭~ 2019
シリーズ おとなもこどもも 『フィッシャーマンとマーメイド』(長野:まつもと市民芸術館 小ホール)
●ストレンジシード静岡2019
シリーズ おとなもこどもも 『フィッシャーマンとマーメイド』 静岡:ギャラリーステージ
●第25回公演 『うまれてないからまだしねない』(東京:本多劇場)
2018年
●第24回公演 『#禁じられたた遊び』(東京:吉祥寺シアター)
●第23回公演 『もうはなしたくない』(東京:早稲田小劇場どらま館)
2017年
●範宙遊泳×The Necessary Stage 新作コラボレーション
『SANCTUARY-聖域-』(シンガポール:Necessary Stage Black Box/横浜:若葉町WHARF)
●第22回公演 『その夜と友達』(横浜:STスポット)
●2017年日印友好交流年記念事業 範宙遊泳 x The Tadpole Repertory 新作コラボレーション
『午前2時コーヒーカップサラダボウルユートピア-THIS WILL ONLY TAKE SEVERAL MINUTES-』(東京:森下スタジオ)
●第21回公演 『範宙遊泳の宇宙冒険記6D』
『宇宙冒険記6D』演出を担当。『タイムライン』作・演出・出演を担当。(東京:新宿眼科画廊スペースO)
●クリエイションWS+ショーケース 『ゴドーを待つ人もいない』(名古屋:愛知県芸術劇場大リハーサル室)
●『幼女X』(ニューヨーク:ジャパン・ソサエティー/岩手:西和賀町創造館銀河ホール)
●2017年日印友好交流年記念事業 範宙遊泳 x The Tadpole Repertory 新作コラボレーション
『午前2時コーヒーカップサラダボウルユートピア-THIS WILL ONLY TAKE SEVERAL MINUTES-』(インド:Bangalore・Pune・Mumbai・Delhi)
2016年
●杭州現代演劇祭2016 『幼女X』(中国:杭州)
●『われらの血がしょうたい』(インド:Kerala・Delhi)
2015年
●第20回公演 フェスティバル/トーキョー15連携プログラム 『われらの血がしょうたい』(横浜:のげシャーレ)
●第19回公演 『幼女Xの人生で一番楽しい数時間』 『幼女X』『楽しい時間』の作・演出を担当。
(東京:こまばアゴラ劇場/札幌:コンカリーニョ/名古屋:愛知県芸術劇場小ホール)
●TPAM in Yokohama 2015 範宙遊泳×Democrazy Theatre『幼女X』(日本×タイ共同制作版)
(原作:山本卓卓 演出:タナポン・ウィルンハグン(Democrazy Theatre)/山本卓卓 横浜:KAAT神奈川芸術劇場中スタジオ/タイ:Democrazy Theater Studio)
2014年
●『幼女X』(タイ:バンコク・チュラロンコーン大学)
●第18回公演 『インザマッド(ただし太陽の下)』(東京:こまばアゴラ劇場)
●日本版 『幼女X』(マレーシア:クアラルンプール・DPAC)
マレー版 マレーシアユースフェスティバル2014 『Gadis X』
(共同演出:Ayam Fared マレーシア:クアラルンプール・BLAC BOX)
●eyes plus 第17回公演 『うまれてないからまだしねない』(東京:東京芸術劇場シアターイースト)
●第16回公演 TPAM in Yokohama 2013 『幼女X』(横浜:KAAT神奈川芸術劇場中スタジオ)
2013年
●TACT/FEST 短編 『おばけのおさしみ』(大阪:ロクソドンタブラック)
●第15回公演 『さよなら日本-瞑想のまま眠りたい-』(横浜:STスポット)
●第14回公演 『範宙遊泳展-幼女Xの人生で一番楽しい時数間-』(東京:新宿眼科画廊地下スペース)
2012年
●ミソゲキ2012 短編 『おなか、それよりも前』(名古屋:ナンジャーレ)
●東京芸術劇場リニューアル記念「東京福袋」 短編
『男と女とそれをみるもの(X?)の遊びと退屈とリアルタイム!暴力!暴力!暴力!』(東京:東京芸術劇場シアターウエスト)
●第13回公演 『東京アメリカ(再演)』(東京:こまばアゴラ劇場/名古屋:G/pit)
●第12回公演 『夢!サイケデリック!!』(東京:アトリエ春風舎)
2011年
●「範宙遊泳のマジカルミステリーツアー」(東京:幡ヶ谷FORESTLIMIT)
●KYOTO EXPERIMENT 2011 フリンジ“Grundp★” 第11回公演 『ガニメデからの刺客』(京都:元立誠小学校)
●第10回公演 地下スペース杮落とし 『範宙遊泳の宇宙冒険記3D』(東京:新宿眼科画廊地下スペース)
●芸劇eyes番外編 「20年安泰。」 『うさ子のいえ』(東京:水天宮ピット)
●第9回公演 『労働です』(横浜:STスポット)
2010年
●第8回公演 『東京アメリカ』(横浜:STスポット)
●第7回公演 『ラクダ』(原作|古典落語『らくだ』 東京:王子小劇場)
●第6回公演 『山梨』(神奈川:桜美林大学プルヌスホール)
2009年
●第5回公演 『少年少女』(東京:神楽坂die pratze)
●第4回公演 『透明ジュピ子黙殺事件』(東京:神楽坂die pratze/名古屋:G/pit)
2008年
●第3回公演 『美少女Hの人気』(東京:シアターグリーンBASE THEAER)
●第2回公演 『三倍ママ』(神奈川:桜美林大学徳望館小劇場)
2007年
●第1回公演 『地底東京の女』(神奈川:桜美林大学徳望館小劇場)