Theatre Collective HANCHU-YUEI

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。

 現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。

生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、

より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。

 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。

 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

090-6182-1813(制作)

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© Copyright 2017 HANCHU-YUEI All rights reserved.

完売御礼​!!

たくさんのご予約ありがとうございます。

当日券は開演45分前より、受付にて先着順に販売いたします。

各回若干枚発券、以降キャンセル待ちとなります。

​連日多くのお客様にお求めいただいておりますので、お早めのご来場をオススメいたします。

本作品は客席の構造上、途中入場不可とさせていただきます。

開演時刻を過ぎますとご観劇いただけませんので、お時間に余裕を持ってご来場ください。

ちょうどボブディランがノーベル文学賞を受賞する頃、とある住宅街を目的もなく散歩していた時、どこかの家の換気扇の排気口から漂う晩御飯の匂いに触発されてこの演劇を着想した。それは嗅覚を次の四ツ辻まで奪い去るような筑前煮の甘辛い匂いだった。べつにポトフの匂いだったとしてもおそらくこの演劇をつくることになったと思う。でもきっと筑前煮でなければ「その夜と友達」というタイトルの演劇にはならなかった。この演劇には2人の男と1人の女が登場する。2人の男と1人の女といえばその常套手段として三角関係を描くのか、と思いきや今作はそれを本意とするものではなく友情の話である。友情といえど残念ながらいわゆる「青春」にはならない。青春だと感じる余裕もなく、ただそこでのそのそと生活する人々のちょっと風変わりな話だ。これは壁(排気口)の向こうの時間と匂いについての物語である。

STスポット

作・演出 山本卓卓

 

一般|3,000円

学生|2,500円

高校生以下|1,000円(一律)

当日|各500円増し

​出演 大橋一輝(範宙遊泳)

武谷公雄

名児耶ゆり

10日(木)14:00追加公演

 

STスポット

〒220-0004

横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1

TEL : 045-325-0411

横浜駅徒歩8分。

横浜駅西口から、左手高島屋沿いに左に進む。

交差点に着いたら、左前方のJTBへ。

横浜信用金庫の大きな看板を目印に前進。

一つ目の信号を渡る。

目の前の大きなグレーのビルの地下1階。

音楽|涌井智仁 アートディレクター|たかくらかずき 映像|須藤崇規

美術|中村友美 照明|富山貴之 衣裳|藤谷香子(FAIFAI)

舞台監督|櫻井健太郎 演出助手|藤江理沙

デザイン|金田遼平 広告写真|齊藤翔平

当日運営|田中亜実 制作助手|川口聡 制作|柿木初美 制作統括|坂本もも

協力|プリッシマ FAIFAI ロロ 急な坂スタジオ 森下スタジオ ローソンチケット

​助成|

 

6月17日(土)10:00販売開始

<一般・学生予約|事前入金>

ローソンチケット

Lコード|34905

電話|0570-000-407(10:00~20:00/オペレータ対応)

店頭|ローソン、ミニストップ店内Loppi

*各種手数料無料の「演劇最強論-ing」サイトからのご購入をオススメいたします。

 

<高校生以下|当日清算>

件名を「高校生以下予約」とし、hanchu.ticket@gmail.comまで

①日時②枚数③お名前④ご連絡先

をご明記のうえお申し込みください。

こちらの返信をもってご予約完了といたします。

 

*前売り券ご購入後のキャンセル・日時変更はご対応できかねます。

*未就学児のご入場不可​

*上演時間は約120分(休憩込み)を予定しております。

*客席の都合上、開演するとご入場いただけませんので、遅れずにご来場ください。

共催|STスポット

企画制作・主催|範宙遊泳 さんかくのまど

 

tel=090-6182-1813(制作)

mail=hanchu.ticket@gmail.com

Photo:amemiyayukitaka

山本卓卓

 Suguru Yamamoto

劇作家・演出家。1987年生まれ。山梨県出身。

2007年に範宙遊泳を旗揚げし、すべての作品の作・演出を務める。

 

舞台上に投写した文字・写真・映像・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、シンガポール、中国、ニューヨーク、シドニーで公演や共同制作を行うなど、活躍の場を海外にも広げている。

 

2012年より、一人の人間に焦点を当て生い立ちから掘り下げて作品化するソロプロジェクト「ドキュントメント」を始動し、『となり街の知らない踊り子』は3度再演され好評を博した。

『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 Best Original Script(最優秀脚本賞)とBest Play(最優秀作品賞)を受賞。

『うまれてないからまだしねない』で第59回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート。

公益財団法人セゾン文化財団ジュニアフェロー。

急な坂スタジオサポートアーティスト。

常にどんな上演においても、いかに俳優のポテンシャルを引き出すかが

自分のつとめだと思っています。

なぜ今「友情」というテーマを描こうと思ったのですか?

 

「人間的な関わり合いを深めていく人々」を書きたいなと思ったのがはじまりです。

今、友情という言葉が重みを持たない時代にあるような気がします。

ワンクリックで友達になれてしまう時代、もっといえば、ワンクリックで友達じゃなくなることもできる時代です。

アメリカで、ドナルド・トランプが大統領になるようなこの時代の若者たちは、いったい何を考えているのか、この戯曲を書きながら探したいと思いました。

 

国境を超える言葉のあり方というものを考えているそうですが、今作は文体の変化などあるのでしょうか?

 

これまで自分の書く戯曲が、地の文と会話の文で構成されていたと思っていて、まあモノローグとダイアローグと言ってもいいのかもしれないけど。純粋に会話だけで構成した芝居というのを久しぶりに書いています。

最近、国際共同制作を行う中で、戯曲が良くないと俳優も良くならないと強く思うようになりました。演出も戯曲が良くないと良くならない。演出だけが良い芝居ってないですよね。戯曲・演出・俳優の3本柱と考えた時に、戯曲は一番最初にあるもの、土台となるものです。土台が強いものでないと、演出も俳優も活きないと、強く自覚するようになりました。

 

国際共同制作はご自身の創作にどのような影響を与えましたか?

 

2014年に共同制作したタイのDemocrazy theaterの演出家・タムは、発話しないという選択をしました。発話しない演劇を創るうえでも、言葉というものがコミュニケーションにおいていかに大事であるかということを学びました。戯曲がないぶん、僕と彼とのアーティストとして疎通を図るための言葉、共通言語を、彼との会話のなかで見つけていかなければなりませんでした。とにかく作品について時間をかけて丁寧に話をした経験は、その後の稽古スタイルにも影響を与えています。

2016年から2017年にかけて共同制作したインドの劇団The Tadpole Repertoryのニールとは、戯曲を共同執筆したことによって、共通して目指すビジョンを戯曲で示すことができたし、座組みが一つになったと感じました。

自分の書いた言葉が翻訳される国際共同制作は、字幕の文字としての見え方や出し方にも神経を注ぎ、言葉というものが持つ煩わしさや力強さも知りました。

 

稽古場で大事にしていることはなんですか?

 

いかに俳優に適切なプレッシャーをかけるかということに気を遣っています。というのも、クリエイティビティはリラックスした環境下で発揮されるというのを経験してきたからです。僕自身も新しいアイディアが生まれるのは、お風呂に入ったり、リラックスしている時だったりします。だから稽古場を、クリエイティビティを最大限に引き出す空間にするために、具体的にはちょっと言えない雰囲気づくりをしています。僕の態度は座組みに反映されるので、演出家の空気感が現場の空気感を支配することを自覚して、稽古場にいるようにしています。

 

今作の俳優の魅力は?

 

常にどんな上演においても、いかに俳優のポテンシャルを引き出すかが、自分のつとめだと思っています。今作の俳優においては、彼らじゃないとできない演技と、僕じゃないとひきだせない彼らの魅力という意味では、非常に自信を持っています。

武谷さんは2014年に出演してもらってから、僕らの芝居を継続的に観てくれていて、客観的な視点を持ってくれているというのも大きいです。今回は、客席と舞台上を繋ぐ重要なパイプを担ってくれています。

名児耶さんは、彼女自身の生活が演劇に反映されて、今まで彼女ができなかったことができているように感じるし、これからも生活や経験を密接に演技に結びつけていくのだろうと思うと、今後の活動が楽しみです。役としては、武谷さんが繋ぐ役だとしたら、彼女はもうちょっと壊す役というか、進路を変えるような役割があります。

大橋くんは、僕がかなり長い時間彼を見て来たので、彼にできることを最大限やってもらおうと思って演出しています。彼は、他の登場人物に深い影響を与える役どころです。

 

最後にみどころをお願いします。

 

ちょっとやそっとのことで揺るがないものを描いています。時代も変わるし生活環境も変わり続けているけど、どうしたって人と人とは関係しあって生きている。その関係するということは、昔から現在から未来に至るまで、きっと変わらないことだと信じて、正面切って語っている作品です。

Artist Interview