Theatre Collective HANCHU-YUEI

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。

 現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。

生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、

より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。

 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。

 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

090-6182-1813(制作)

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2017.1.27(fri)-2.3(fri) 田中美希恵

February 10, 2017

▼1.27(Fri)

お昼にホテル出発。

プネまでバスで4時間ほど。

朝、顔を合わせた皆がとにかく祝ってくれる。

皆ありがとう。

バスの中で誕生日プレゼント(チームからと範宙遊泳からのプレゼント2種!)とケーキをもらった。

まさか誕生日を海外で過ごすことになるとは。

でもこんな誕生日もいい記念だなあ。

 

ミキエハピネス。

 

夕方に劇場を見に行った。

……これはなかなか手強い劇場だ、というのが率直な感想。

おそらく明日いろいろ手直しが必要になってくるのでは。

歳もとったことだし心機一転頑張らねば。

 

今日はいろんな人からお誕生日おめでとうメッセージをもらって本当にハピネス。

 

 

▼1.28(Sat)

ツアー中寝るときに椎橋(同室)が先に寝るため「電気と空調後で消しとく」と言うのだけど、私がその後ほぼ100%の確率で寝落ちてしまうため毎日彼女との約束を破っている。

 

プネの会場(Jyotsna Bhule Sabhagruha)に小屋入り。

小屋入り、というかフェスティバルの一環としてこの公演を行うので、ものすごくタイトなスケジュールで劇場が動いている。

我々は午前中に準備をして昼から1回ランスルーを行って片付けて、その後今日の夜公演の団体が入って準備、夜の公演が終わってから我々の仕込みをして明日の朝セッティングをして本番を行う。

日本ではなかなか見ない状況だ。

皆でランチをしてから他の場所にあるリハーサル室を借りてフィードバックと直し作業。

ランチのお店がシーフードメインのお店でとても美味しかった。

 

夜は近くのお店にビリヤニを食べに。(そういえばこの滞在中でビリヤニ初めて食べた)

そういえばここプネはほとんどの表記がヒンディー語だ。

英語表記はほとんどない。

プネは小さい街で国外の観光客はいないからきっと必要がないのだろう。

ホテルでもあまり英語が通じてなかった。

でもここは大学がたくさんあってオックスフォードの分校もあるらしい。

有名な映画学校もあるらしい。

侮れないぞプネ。

この時期の気候は日中わりと暑くなるけど朝晩は涼しく感じる程度。

過ごしやすい。

椎橋は「(ツアーする都市の中で)プネが一番好き」と言っていた。

ただこの街は道を横断するのが難しい。(歩行者信号という概念がインドにはないから皆行けるときに行くのだが、インド人でもここは横断が難しそうだ)

 

明日は午前10時半開演。寝る。

今日こそ空調消して寝るぞ。というか今日はまだ意識があるうちに空調消した。あとは電気。

 

 

▼1.29(Sun)

プネ公演。

驚愕の10時半開演。時間にルーズなインド人が来てくれるのか正直心配していたがなんと120人も入っていたらしい。

遅れて来た10人ぐらいの人は入れなかったらしい。

インドではいろんなことがルーズなのに、なぜか舞台が開演したら絶対に入場させてくれない謎の決まりがある。

バンガロールもムンバイもそうだった。

なぜこの点に厳しいのだろうか、インドの謎の一つかもしれない。

 

昨日行ったお店にまたランチを食べに。

相変わらず美味しい。

日本人シーフード好きですから。

このお店が近くにあってよかった~。

調子に乗ってたくさん食べたらホテルで少し具合悪くなるという、、(もう元気です)

 

今日の夜は日本人は皆部屋で寝たり各々の時間を過ごしている。

旅の疲れ、ピーーーク。なのかも。

 

夫津木さんがカプチーノを買ってきてくれた。

沁みた。

 

明日デリーに戻ります。

あと3回だ。

 

 

▼1.30(Mon)

プネからデリーに帰る。

デリーのスモッグがすごすぎて飛行機が3時間遅延。

飛行機が遅れていたので空港までの道中プネで有名なベーカリーで寄り道してお土産のビスケットを買った。

空港にも早く着いてしまったけど私は特にすることもなかったのでラウンジから滑走路を見たり(といってもかなりの便が遅延していてあまり飛行機は飛んでいなかった)英語の練習をしたり音楽を聴いたりしていた。

実は昨日の夜からお腹の調子が良くなく、今日も普段ほど元気じゃなかったというのもあって一人になりたかった。

飛行機の中ではずっと寝ていた。

 

バンガロールからプネの旅は長いようで短く、短いようで長かった。(他の人がどう感じているのかはわからないけれど)

日記に書いたことも書かなかったこともいろいろあった。いろいろ考えた。

生きてたらポジティブなこともあるしネガティブなこともあるし、それは環境が変わってもいつでもどこでもあること。

もう性格は変わらない(変えられない)んだなと、再度実感した。

 

インドには日本にあるものが無かったりするけど、日本に無いものがあったりもする。

それは大気の乾燥であったり地層の違いであったり常識の違いであったり。

埃っぽい街も空気の汚染もめちゃくちゃな交通状況も。

ここではある意味刺激的な日々を過ごしている。

こんな刺激的な日々もあと一週間か。

舞台監督のチルはツアーが始まった頃から「あと少しで君ら帰っちゃうんだよな」とか言ってて寂しさ醸し出してる。

可愛すぎかよ。

今日もテンション高くて可愛かったな、チル。

 

デリーに着いてから知ったけど今日は夫津木さんのお誕生日だった。

範宙チームで誕生日プレゼントを選んだ。(明日渡す予定)

 

 

▼1.31(Tue)

今朝も早く起きてしまった。悔しい。

本当はあと3時間ぐらい寝たかった。

なので起きてから3時間ぐらい、ベッドの上でごろごろしていた。

とても幸せな時間だった。

この 無 な時間がとても好きだ。

心身共に凪のように過ごす。

普段だと本番前にこのような時間を過ごすことはなかなかないけれど、今日この時間が確保できて良かったと後から思う。

 

本日はナチュラルズ(近所にあるアイスクリーム屋さん)に集合して久しぶりのナチュラルズを楽しんでから劇場(ODDBIRD)へ。

本日はclosedのショー。公開ゲネプロな気分。

公開ゲネプロではないのだけど。公開ゲネプロみたいな感じで。

 

そういえばインドで私たちが出会った人の中でだけだけど、日本に縁があったり日本に行ったことがあったり日本のことをよく知ってたり日本のことを好きと言う人が意外といる。

マンガやアニメの影響もあるだろうけど。

ONE PIECEとかドラえもんとかBLEACHとか忍者ハットリくんとか有名らしい。

やっぱり海外には忍者ですよね。外国人に忍者って言うとちょっとウケる。(←豆知識)

だからなのか、皆日本人に対して優しい気がする。それかガンディー先生の教えなのか、これは。

 

ああ、1月が終わったなあ。

 

 

▼2.1(Wed)

デリー公演初日。

嬉しいことがあった。

偶然インドを旅していた日本人の方が偶然この劇の情報をキャッチして観に来てくれたのだ。

偶然インドで演劇情報キャッチすることあるのかよって。

こんな偶然あるかよって。

 

あった。

 

インド来てよかったと思ったmoment。

ありがとうございました、本当に。

この文章読んでくれてるかどうかわからないけど。

旅の続きも楽しんでください。

 

明日で楽日。

あと2回。

日本が恋しいわけではないが(意外と平気)あと数日で帰ると思うとやっぱりうどんが恋しくなってくる。

 

口角上げるトレーニングと舌を鍛えるトレーニングも忘れずにやる。

 

 

 

▼2.2(Thu)

デリー公演楽日。大千穐楽。

お昼の回で停電事件が起こり、途中15分ほど中断する。

中断中、山本が福原に「マジックとかできない?」と言い出す。

その時は「こいつ何を言い出すんだろう」と思ったけど、確かにあの場でマジックできたら素敵だったかもしれない。

日本語が通じない状況で時間を埋められるものを持っていたら強いなって。

パフォーマーとしても人としても。

私もそういう引き出しほしいとお昼の回が終わって山本と話しながら思った。

 

千穐楽が終わったら、なんだか気が抜けてふわ~っとしてしまった。

劇場ロビーで皆と飲みつつごはんを食べながら自由な時間を共有しつつ、12時頃だっただろうか、解散。

日本と違って打ち上げという感じではなくゆっくりとした楽日を過ごせてよかった。

 

帰宅後範宙遊泳チームで振り返り。(深夜だったけれど)

今までもあったけれど、話してみるとこの2ヵ月のことがいろいろ因数分解できた。

因数分解することって大事だと最近すごく感じる。

おそらく日本に帰ってから1人でも因数分解するだろう。 

 

明日は最終ミーティングをNeelの家で行う。

また明日。

 

 

▼2.3(Fri)

インド最終日。

通訳を担当していただいたかなさんとHauz Kars Villageへ。

買い物したり、ここの隣にDeer Parkという大きな公園があるのだが、公園を散歩したり。

珍しくデリーのスモッグも少なくて青空も見えていて、いいお散歩だった。

ランチ後かなさんと別れてタドポールメンバーとのフィードバック。

このコラボレーションがまた何かに繋がっていけるといいなあ。

ディナーをしてお別れ。

チルが福原に「俺の大事なものあげるよ」とサングラスをあげていた。

なんだか泣けた。チルは最後まで可愛かったなあ。

皆と目一杯のハグをした。

 

この2ヶ月、最終的にこのような気持ちになれると思わなかった。

普段感じてることもインドじゃないと感じられないことも感じたし考えた。

作品のこともだけど、生活のこととか、日本のこととか、自分のことと他人のこと。

自分が日本人であることを再認識できたことが大きい。

そこにはもちろん良い意味も悪い意味も含まれるけれど、このタイミングでこのことを考えることができてよかった。

この体験はきっと今後じんわりと私の生活に沁みてくるのだろう。

インドにはいつかまた行きたい。

今は本番恒例の手湿疹がむず痒い。

 

Thank you very much for everyone!!

See you again☆Love India♡♡♡

 

 

インド滞在記最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後とも範宙遊泳の活動にご声援いただけますと幸いです。

 

田中美希恵

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