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2016.12.31(sat)-2017.1.8(sun) 田中美希恵

▼12.31(Sat)

大晦日。

ただインドは大晦日とかないので、普通の土曜日だった。

稽古も普通に行った。

Neelに一人でインプロをやってと言われてやってみた。(正確に言うと考える時間を与えられていたので即興ではなかったのだけど)

後から山本に「ベースに範宙があったように見えて嬉しかった」と言われて少し照れくさかった。

でも確かにあれは範宙遊泳がベースだったと思う。

夜は国際交流基金ニューデリーセンター宮本所長の自宅でカウントダウンパーティー。

日本食をたくさん用意していただいてとても楽しいパーティーだった。

久しぶりにお酒を自分にしてはたくさん飲んだ。

今年は喪中なのだけど、ここはインドだし説明も大変だし普通にHAPPY NEW YEAR連呼した。

▼1.1(Sun)

オフ。しかし正月だからではなく日曜日だったから。

普通に朝早く起きてしまった。

もっとダラダラしていたかったけど、二度寝もできなそうだったので起床。

冷蔵庫に何もなかったので山本に付き合ってもらってマーケットへ。

道端にはいつもより物乞いの人たちが多くて、少し異様な光景に見えた。

せめてものおせちとして、サツマイモのみのきんとんと紅白なますを作ってみた。

椎橋がとても喜んでくれて嬉しかった。

デザートとしてきんとんはまた作ろうと思う。

この日はいろんな人とLINEしていた。

久しぶりに母にもLINE。

早く帰省しろと言われてしまった。

私も田舎に帰りたさはあるよマイマザー。

▼1.2(Mon)

稽古。

私は三が日は演劇したことなかったのでなんだか新鮮な気持ち。

稽古後日本から持ってきたお餅とあんこでおしるこを皆にごちそうした。

おしるこ食べて安心したからやはり私たちは日本人なんだと再認識した。

▼1.3(Tue)

稽古がだんだん細かくなってきた感じがする。

毎日お昼休憩中にMomoと公園に行って日なたぼっこをしているのだけど、公園にはいろんな人がいて興味深い。

犬とリスと鳩と烏もたくさんいる。

いつも寝てるおじさん、公園の近くで働いている人たち、デートしてる大学生ぐらいのカップル、親子連れ。

デリーには人が集まる場所がたくさんあって、うらやましい。

あと公園が汚くても特に誰も気にしない辺りもストレスなくていいと思う。

日本人て本当に細かい人種なんだと実感する。

▼1.4(Wed)

稽古後アンドラババという時間無制限食べ放題のレストランへ。

デリーの観光地でもあるらしい。

とても辛かった。

今回の滞在中これ以上辛いカレーはないと思う。

お腹壊しちゃうかな。

▼1.5(Thu)

朝、残念ながらお腹は壊さなかった。

朝ごはんも普通に食べた。

稽古も着々と進んでいる。

国際交流基金ニューデリーセンターの夫津木さんが私たちにお鍋を作ってくれた。

部屋に帰って温めて食べた。

豆腐も入っていてほっこりできた。

がんばるぞ!

Tadpoleメンバーオススメのリトルサイゴンってベトナム料理屋早く行きたいなあ。(決してカレーに飽きてるわけではない)

▼1.6(Fri)

夜おじやを作った。

後々考えてみると七草粥の替わりに思えたけど、我々おせちも食べてないし6日だし、ここだけに留めておくことにする。

おじやは美味しかった。

▼1.7(Sat)

念願のリトルサイゴンに行った!

お店のおばさんに勧められたメニューを食べた。

日本人がよく来るお店らしく、その日も私たちとは別に予約していた日本人グループが私たちが食べ終わる頃に来店。

デリーでまさか日本人に会うとは。きっと向こうもそう思っていたと思う。

インドで食べるフォー、とても美味しかった。

気が付いたら今週食べ物のことしか書いてないな。(リハーサルはちゃんと行っています)

▼1.8(Sun)

オフだったのでMomoにグルガオンとオールドデリーに連れて行ってもらった。

グルガオンはデリーの隣の市で、今急成長中の街だ。

海外の会社も多いらしく、それに伴い外国人が多く住んでいたりホテルも多かったり。

政府が管轄しているのではなく民営化してる街らしい。あとフラット(日本でいうマンション)が多い。東京だと多摩地区みたいなところ。

ショッピングモールがたくさんあって、若者が多いからかデリーより街並みが明るい印象。

Momoとスタバ行ったんだけど、スタバの軽食が日本よりメニューが豊富だった。

私はレモンケーキ(パウンドケーキのような感じ)を食べたんだけど、日本でも展開してほしいぐらい。

オールドデリーは東京の下町みたいなところで、無法地帯な感じがした。

いい意味でも悪い意味でもとてもスリリングな街。

たくさんの人種と宗教と言語を有するインドがそこにあった。

インド最大のモスクJama Masjidにはタイミング悪く入れなかったんだけど、Momoがまた行こうと言ってくれているのでぜひ行きたい。

Momoが「インドにはたくさんの人種や宗教や言語があって、だから皆が皆のことを認めているんだ」と言っていたことが印象的だった。

「それに比べて日本人は陰湿よ」と言ったら「なぜだ?」と不思議そうな顔をしていた。

私も不思議だよ。

今日は忙しいところありがとう、Momo!

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Theatre Collective HANCHU-YUEI

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。

 現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。

生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。

 近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。

 『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。

090-6182-1813(制作)

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