

人間を知りたい
書いていて、ふとしたときにわかったことがある。 人間は、何よりまず「自分の生存」に最も強い興味と関心を持っている。 食べること、眠ること、安全であること。 そして、その次にあるのが「種の生存」。 つまり、自分が所属する共同体や家族、仲間の生存だ。...


好きという気持ちが誰かに邪魔されないように
あなたの中にある好きという感情を誰かが歪めようとしてきても、それは必ずしも悪意に基づいているからではなく、あなたのことが好きなために、好きなあなたがその別の好きの方角に進んでしまうことで自分が置いてけぼりにされるのを恐れるがあまり、あなたのその好きを否定したり、矮小化したり...
暗号のように残す言葉
まだまだたくさん人と人とが喋り合う言葉を書きたいし書くが、まだまだたくさんどこに放たれているのかもわからない自分や他人のジャッジから遠く離れた言葉も書きたい。 たとえばこんな風に、届かない言葉をホームページの空中に遠く探査機を送るように。...
思い入れ
それを否定する作家も世の中にはいるが、執筆は、作家の辿ってきた道が反映されるものだ。経験がなければ書けない部分がある。その経験に才能や感性が加味され、上澄に知識や技術や題材への調査力などがある。下層から順に、経験、才能、感性、知識、技術、調査力、と、それらが多層的に混ざり合...
絶望を描くとき
登場人物が苦しみや悲しみを抱えている時、自分も追体験しているかのような感覚になることがあった。この現象は自我が創作物に絡め取られていくような気がしてなかなかに恐ろしかった。蜘蛛が自分の吐いた糸に絡め取られてしまうような感覚。こうした恐怖から感情や脳が支配されないようにするた...
書かされていることについて
書かされていると言っても、後ろに誰か、たとえばプロデューサーや益山さんが「書け書け」と鞭を持って急かしているといったようなことではまったくない。意思は前を向いているのだけれど、意識が受動的であるという感覚。もっと言えばいろいろな時間軸の自分、あるいは自分とは程遠いなにかが「...
#愛と正義
去年の7月20日から遠野に籠って冒頭を書きはじめた。作業はひとり6畳間の和室でノートとパソコンと向き合うだけだけど、雨音や鳥の鳴き声や星々の鮮明さに世界と宇宙の大きさを感じる畏怖に満ちた日々だった。書いているというより書かされているという感覚に近かった。









